こんにちは、にちりんです。3年前の2020年から保育園にボランティアに行っています。ボランティアで何をしているかと言いますと、サッカーの指導をしています。サッカーと言っても、うまくボールを蹴れる子もいれば、慣れていない子もいるので、ボールに慣れるところから教えつつ子どもたちと接しています。夏の暑い時季はプールが始まりますので、その時は子どもたちと一緒に遊んでいます。実家が保育園を経営していたこともあって、中学時代から小さい子たちと触れ合う機会が多かったので、子どもと遊ぶのはすごく好きです。僧侶になるまでは保育士になりたいという夢があった程には好きです。ですので、今こうして保育園にボランティアとして関わらせていただけていることはとても有り難いことだと感じています。
昨日は体調のすぐれない子も多かったので、プールに入れない子たちとお部屋でブロックで遊んだり、絵本を読んだりしていました。ここで事件が起きました。一人の子がブロックで遊んでいる子を攻撃。さらに他の子にも攻撃。からの号泣。。。他の先生が対応しても30分近く泣き続けていたでしょうか。それでも泣き止みません。そこからしばらくしてその子が自分のところに来て謝りに来ました。僕に謝られてもなぁ〜と思いながら、なぜ謝ってきたのかを聞くとずっと泣いてて迷惑をかけたからとのことでした。ずっと泣いている子がいると先生も大変だと思いますが、ボランティアとして一歩下がったところから見ているので、違った視点から接することができます。その子とゆっくり話して、攻撃した子に謝れたので、その場は安心しました。
さて、次はなぜそこから泣き続けていたのか?ここを確認していくことも重要ですので聞いてみると、「お母さんに会えなくて寂しいから」と返ってきました。3歳の時から見てきましたが、保育園に来ると結構泣くことが多い子でした。頻度は減りつつも6歳になった今でもたまに起こると先生から聞きました。お母さんに会えない寂しさはよく分かります。こうした状況で、保育園の先生以外に相手をすることができる立場にいることに感謝しています。どうやって支えてあげるのか、どうやってその子の気持ちを共感してあげながら成長に繋げていくか、ものすごく考えさせられますし、勉強になります。子どもの話をじっくり聞きながら、子どもの思いも大切にしながら接していこうと心掛けています。自分の気持ちを話してくれたことも褒めながら。
お昼休みに、ベテランの先生から、「あなたの関わり方は彼にとっても良いことですね。」そのように言ってもらえました。すごく有り難く嬉しいお言葉です。どこの保育園でも自由にボランティアを入れるというのは簡単なことではないかもしれませんが、身近にいる先生と、それから先生以外に関われるボランティア。子どもにとっても接する大人が多いというのは、プラスに働くこともあるのだなぁと感じた時間でした。
今は月に2回程しか保育園に行けていませんが、大学院で学ぶ心理学の知見を活かしつつ、お坊さんとしても子どもを支えることができるご縁に感謝です。色んな視点から子どもを支えることができるように、頑張ります。今回は、保育園での生活から学んだ感謝について書かせていただきました。お読みいただき有り難う御座います。
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